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映画館やDVD等で観た映画の感想を綴っています。 ネタバレが含まれることも多いのでご注意下さいねm(__)m

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ヴェラ・ドレイク

ヴェラ・ドレイク ヴェラ・ドレイク
イメルダ・スタウントン (2006/02/24)
アミューズソフトエンタテインメント

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ストーリー
1950年冬。ロンドンの労働者階級に住むヴェラ・ドレイク。自動車修理工場で働く夫、2人の子供にも恵まれ、家政婦の仕事をし、一人暮らしの母の世話や、身体の具合の悪い人の家を訪ねては甲斐甲斐しく世話を焼く働き者の優しい主婦。
人に尽くすことが生きがいとでもいうような面倒見の優しいヴェラを夫は誇りに思い、明るい息子シドや内向的な娘エセルも母を尊敬していた。
が、ヴェラはその家族にも秘密にしていることがあり・・・。

『秘密と嘘』『人生は、時々晴れ』のマイク・リー監督作品。
事前に詳細な脚本を準備せず即興的なリハーサルの積み重ねから撮影していくという演出方法で有名な監督ですが、その演出が遺憾なく発揮され、特に主演のイメルダ・スタウントンの迫真のリアルな涙は素晴らしいの一言。
ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞と主演女優賞の2冠。数々の賞を受賞もしくはノミネートされたヒューマンドラマの傑作です。

***** ネ タ バ レ 注 意 *****

あらすじに記載してあるのでご存知の方も多いでしょうが、当時イギリスでは非合法とされていた堕胎。
労働者階級に住み、強姦や生活苦などにより望まない妊娠をしてしまった女性には合法的な堕胎をしようにも100ポンドもの高額を準備出来ない。
明確にはされていないけれど、ヴェラもそんな辛い時期を経験していたものと思われます。
今は裕福ではないにしても、優しい夫、明るい息子、年頃の娘に囲まれ幸せな日々を暮らすヴェラが、若い頃に助けて欲しかった優しいオバサン像がヴェラ自身だったのかもしれない。
自分のしていることは非合法であることは承知している。
が、自分も労働者階級に属するヴェラは、弱い立場の女性の堕胎の手伝いをすることは若い女性の苦しみを「助ける」という親切でしかなかったのです。
食べる物がない青年に肉団子入りのシチューを食べさせてあげるのも、望まない妊娠に困っている女性を「助ける」のも、すべてヴェラの親切心。
仲介をしていたリリーは斡旋料を取りその事実をヴェラにも隠していた。
罪深いのはリリーであり、ヴェラはあくまで親切心からの手伝いだった。
が、「助けた」女性が死にかける事故により明るみに出てしまい、告訴され「罪」が問われることとなるのです。

その後、親切心からしたこととは言え事の重大さに打ちひしがれるヴェラの様子、その事実を受け止めなければならない家族の様子を実に丁寧に描いています。
妻を愛し、善良な心からの行動であったことを理解する夫、ただただ母の身を案ずる娘。が、女の生きる辛さを理解出来ないまだ若い息子は母に嫌悪感すら抱くのです。

実刑を受けてしまったヴェラの刑務所内での生気のない表情。
いつも家庭の中心にいた明るいヴェラのいない家。

罪って何?? と呻きたくなる作品です。
さすがのマイク・リー。
未見の方は是非!!!!

監督:マイク・リー
出演:イメルダ・スタウントン/フィル・デイヴィス他

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