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かげろう

かげろう かげろう
エマニュエル・ベアール (2004/07/14)
ポニーキャニオン

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ストーリー
1940年6月フランス。夫を戦争で亡くした教師オディールは、パリの戦火を逃れ、13歳の息子フィリップと7歳の娘カティと共に車で南下していた。人の溢れかえるノロノロした道路にドイツ軍の飛行機から爆撃があり、不思議な17歳の少年イヴァンの手助けで難を逃れる。荷物ごと車を焼かれた3人はイヴァンと共に森の奥の疎開して留守になった屋敷に入り込み、つかの間の生活を始めるのだった。。。

テシネ監督の作品は随分前から『野生の葦』がいいと聞いていながら未だに見つけられませんが、それ以外でも『溺れゆく女』『夜の子供たち』『ブロンテ姉妹』位しか観た事がなかったと思います。
この作品は戦争映画ですが、唯一最初に爆撃されるシーンがあるのみで、殺伐としたシーンはありません。
ただ戦時下を思わせるのが、多数の死体が転がっている事。それを当たり前の風景として見ている事位でしょうか。
夫が戦死し、2人の子供を抱え戦火を逃れて南下しているオディール。多くは徒歩での移動の中、車で移動しているのだから結構裕福な生活を今までしていたはず。この状況を女1人で乗り越えなければならないと言う不安定な心境はさすがのベアールの演技です。
その爆撃の際、助けてもらった事によりイヴァンと出逢います。
得体の知れない少年。子供2人を抱え今後を心配しているオディールは当然の事ですがこのイヴァンを警戒します。
森深い一軒家にたどり着いた4人は、戦時下である事を忘れてしまうほどの静かな緑溢れる風景の中、子供たちは生命力溢れるイヴァンを兄のように慕っていきます。
イヴァンは鶏やウサギを捕獲し食料を得、オディールが料理をする。擬似家族が出来てくるのです。
冒頭、イヴァンを胡散臭いと感じたオディールの許しを請うため、フィリップがイヴァンに父の形見の時計を渡すのです。
その時点で、母を助けていたフィリップは父親役をイヴァンに委ねたのかもしれません。
イヴァンが字が書けない事を知ったオディールが、教え始めた頃からオディールの心情は変化して行き、その表情からも解かって来ます。
2人の兵士が立ち寄った事から終戦を知り、その際のイヴァンの態度から、それまでの状況を考えても不自然と感じていた部分が露見してくるのです。
冒頭とラストの部分の急展開以外は見ているこちらもその時代背景を忘れるほどの美しい風景。その美しい森の中で愛しあう2人の関係はとても歪です。イヴァンのこれまでの状況や、今後を暗示するかのような切なくも美しいシーンです。
ラストのベアールの表情は、色んな感情をこちらにも感じさせてくれるようなものです。
単純に悲しみだけではない、複雑な。。。ベアールの独壇場でもあります。
イヴァン役のガスパール・ウリエルはこの作品がきっかけでオファーが殺到とか? 今後大注目の役者さんです。

監督:アンドレ・テシネ
出演:エマニュエル・ベアール/ガスパール・ウリエル他

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