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風の痛み

風の痛み


風の痛み / イヴァン・フラネク

ストーリー
東欧の名も無い村に生まれたトビアシュ。母は若く美しいが生活のため農民に身体を売っていた。母が唯一愛した教師が父親であることを知り、衝動的に母と共に殺し15歳でスイスに逃亡した。スイスでは名前を変えて時計工場で働き、夜は小説家を夢見て執筆に耽っていたが、故郷のことを思い出さない日は一日も無かった。ある日、トビアシュは工場の食堂で見覚えのある女性を見かける。それは自分が殺した教師の娘リヌだった。トビアシュは異母兄妹でもあるリヌに自分の素性を隠して近づく。彼女には夫と小さな娘がいたが、いつしか2人は愛し合うようになる。

アゴタ・クリストフの『昨日』という作品が原作だそうです。雰囲気的にはガレル監督の『白と黒の恋人達』のように感じたのですが、とにかく映像が素晴らしく美しい作品でした。
貧しい少年時代。母は村で評判の美人なのですが、生活のため娼婦となっている母親を恥ずかしいとも感じていたのです。
何かと気をかけてくれる小学校の教師が家に来た時にだけドアを閉める母。
やがて自分のことで母と教師が喧嘩していることを察し、自分の父親であると確信するのです。
眠れない夜を過ごしたトビアシュは、衝動的にベッドで眠っていた母と教師(=父親)を刺し殺し、そのまま西へ、西へと逃避行。
少年院を出所後、スイスで名前を変え朝から時計工場で働き、夜は家で執筆活動を続けるという生活をしていた時、工場でトビアシュが殺した教師の娘リヌに出逢う。
トビアシュは理想の女性像としていつもリヌという名前を出していた。そして故郷の事を忘れることはなかった。
それは両親を殺したことへの呵責なのか、唯一心が和んだ幼馴染のリヌを懐かしく思っていたからなのか・・・。
その後、身分を隠してストーカーのごとくリヌを付回すトビアシュ。夫も子供もいるリヌへどういう感情を持っていたのでしょう? トビアシュは義妹であることを知っているのに・・・。
唯一の肉親を思う気持ち? 自分が父親を殺したことでその後のリヌがどうなったかが知りたかったから?
やがて同郷である事を知り、どんどん親しくなっていく2人。
2人の関係は、オブラートに包んだような状態となっています。
観る人によって感じ方は色々だろうと思います。

夫とうまくいかなくなってきた時に解った妊娠。それは誰の子? トビアシュとの関係は恋人同士のそれ?
それとも肉親としての愛情?
子供を連れて2人で逃避行したその後の映像も本当に神秘的とも言える美しい風景。
少し大きくなった娘と仲睦まじく寄り添うトビアシュとリヌ。
夫婦として? 兄妹として? 
感情は恋人、だけどセックスレスの夫婦のような関係が永遠に続くのかも?などと考えてみたのですが、もしかしたら最初からすっかり恋人=夫婦だったのかもしれませんw
けど、お友達のご好意で観ることが出来た《イタリア映画祭傑作選》のDVD-BOX♪
観る順番を間違えた気がします(^^ゞ
最初に『風の痛み』そして『ぼくの瞳の光』『ペッピーノの百歩』という順に観ればよかったw
順番が変わればこの『風の痛み』はもっともっと評価が高かったはずなのです(>_<)

監督:シルヴィオ・ソルディーニ
出演:イヴァン・フラネク/バルバラ・ルクソヴァ他

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