be-in

映画館やDVD等で観た映画の感想を綴っています。 ネタバレが含まれることも多いのでご注意下さいねm(__)m

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

父、帰る

父、帰る 父、帰る
コンスタンチン・ラヴロネンコ (2005/04/08)
角川エンタテインメント

この商品の詳細を見る


ストーリー
アンドレイとイワン兄弟は母と慎ましく幸せに暮らしていた。ある夏の日、賑やかに帰ってきた少年達に母が一言「パパが帰ってきて寝ているから静かにしなさい」と・・・。
12年間音信普通の父が帰ってきた。翌日から2人の兄弟を連れて3人で小旅行をするという。
12年前に撮った1枚の写真を見て父親だと確認しなければならない存在の父。
道中、父を慕う兄に反し、弟イワンはパパと呼ぶことを強制し、何かと高圧的な父に反抗心を募らせていくのですが・・・。

CM出身で本作が映画初監督のアンドレイ・ズビャギンツェフ。またまた覚えにくい名前の気になる監督が出現してしまいました。2003年ヴェネチア映画祭の金獅子賞と新人監督賞をダブル受賞です。

色んな意味で衝撃的な作品でした。
不在であることが当たり前の家庭にいきなり「父」が帰って来た。
その日の食卓は中心に父が座り、当然のように采配をする。
12年間、どこにいたの?
何故12年前に家を出たの?
どうして今帰ってきたの?
威厳を示すかのような横暴な態度の訳は?
無人島から掘り出した箱の中には何が入っているの?
少年達の何故?、どうして?という思いは、観ているこちら側の疑問でもあるのです。
そして衝撃的なラストと共に、少年達同様、全て謎は謎のまま置き去りにされてしまいます。

母親と暮らしていた息子達に父の威厳を見せる意味もあったのかもしれない・・・。
男らしさを叩き込もうとしたのかもしれない・・・。
それなら12年ぶりに逢ったのだから、もう少し日を置いてからでもかまわないはず。翌日いきなりということはそこにも何か意味があるのかもしれない・・・。
本当に沢山の謎が散りばめられています。けど、それが不快でないというのも凄いと思えます。
映画だから、謎は解決されるのが当然だと思っているようなところがあったのかもしれませんが、一緒に暮らしていたとしても父親のことをちゃんと理解出来ている人は案外いないのかもしれない?!

美しい風景に寡黙な父。静謐という言葉がピッタリ来る作品です。
家族の中での父という存在って一体何なのでしょう?
父の背中を見て子は育つ? 
確かにたった1週間のこの旅は少年達を著しく成長させたことは確かです。

頑なにパパと呼ぶことを拒否した弟イワンが、届かない海に帰っていく父に思わず「パパ~!!」と叫びますが、その後のイワンを思うと色んな想いが渦巻きます。
観た人がそれぞれに色んな解釈や納得をすればいいのだとも思えます。
答えのない小説を読んで想像を膨らませるような、一篇の詩を読んで思い思いに解釈するような作品とでも言えばいいのでしょうか?
沢山の人に観て貰いたいと思える作品です。

監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ 
出演:ウラジーミル・ガーリン/イワン・ドブロヌラヴォフ他

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

ブログ内検索

おみくじ~♪

カウンター

最近の記事+コメント

管理人ゆ~こ♪

ゆ~こ♪

Author:ゆ~こ♪
映画の感想はかなりネタバレしていることがありますのでご注意!

時々我が家の3ニャン達のドリフのコントのようなズッコケ話もご紹介致します。

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

右サイドメニュー

マウスを置いてみて♪

ブロとも一覧


■ ブログ名:にゃんこ日和

預りっ子クラブ

ブロとも申請フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最近の記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。