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復活

復活 復活
ステファニア・ロッカ (2005/01/28)
ジーダス
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ストーリー
貴族で将来を嘱望されているネフリュードフは、陪審員として裁判所を訪れ、殺人事件の被告の娼婦の女性の名前を聞いて青くなる。彼女は大学生の時に叔母の家にいた美しい小間使いのカチューシャだった。3年後、叔母の家を訪れたネフリュードフは強引にカチューシャと関係を結ぶが、保身のため捨ててしまう。
その後妊娠が解り、叔母の家を追われ、身を持ち崩し娼婦となったのだった。
あの頃の美しさが見る影もなくなり、全ては自分が原因と知ったネフリュードフは、地位も財産も捨てカチューシャを救うために奔走するのですが・・・

青年貴族のネフリュードフが陪審員として裁判所へ行く。裁判所の内外でも上流社会の人達とは面識があり、将来を嘱望された人物であることが解ります。
やがて裁判の被告達の内の1人の名前を聞き驚愕するのです。
そこから遡り、過去の出逢い、その3年後の再会。欲望のままに関係を結び捨てた事実。
普通この手の壮大なドラマだと時系列に辿って行く事が多いと思いますが、大事な部分を遡ることにより、分かりやすくまとまっていると思います。
ネフリュードフの今の地位を考えれば誰にも気づかれずに忘れ去ることが1番。だけど、その被告の顔を見た途端に青くなるような人柄だからどうしたらいいのか・・・と悶え苦しむ事になるのです。
そして、陪審員のミスにより冤罪であるにも拘らず刑に服することになったカチューシャの高裁の弁護士を雇うため、地位も財産も投げ捨て、シベリアに移送されるカチューシャを追っていくのです。

カチューシャはネフリュードフのせいでこんな人生を送る羽目になった。すべてはネフリュードフのせい!と、思って生きてきたことでしょう。
その間、ネフリュードフはカチューシャのことなど殆ど思い出すこともなく予め約束されていた、幸せで裕福な生活を続けていたのです。
ネフリュードフが陪審員にならなければ、あるいはネフリュードフとカチューシャの人生が再度交叉することはなかったのかもしれません。
だけど、逢ってしまった。
地位も名誉も投げ捨て、カチューシャの冤罪を晴らすために奔走するネフリュードフのそれは、愛ではなく贖罪。
かつて淡い恋心は持ったでしょうが、再会したからと言って再燃するほどの愛情を持っていたとは思えない。
保身のために捨てたのだから、当時からそれ位の感情だけだったのでしょう。
苦悩の末に地位も名誉も投げ捨て・・・という行為も自分のための贖罪。欲望の末強引に奪った行為とどれほどの差があるのでしょう。
最終的にカチューシャの取った決断こそ、深い愛情から出たもの。
勿論身分や時代背景もあるでしょう。
だけど、いつの時代も相手を思いやる気持ちが一番心を打つし、美しくて切ないです。
若かりし頃のカチューシャは溌剌として美しかったです。そして荒んだ生活の中で容貌も変わってしまった。
だけど、ラストシーンの聖母マリアのような穏やかな優しそうな瞳のカチューシャが一番美しかったです。
時代に拘らず、芯の強い包容力のある女性像の壮大で見応えのある作品と巡り合う事が出来ました。

監督・脚本:パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニ
出演:ステファニア・ロッカ/ティモシー・ピーチ他

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