be-in

映画館やDVD等で観た映画の感想を綴っています。 ネタバレが含まれることも多いのでご注意下さいねm(__)m

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ペッピーノの百歩

ペッピーノの百歩

ペッピーノの百歩 / ルイジ・ロ・カーショ

ストーリー
ペッピーノは、マフィアが支配するシチリアのチニシという街に生まれた。マフィアのボスであるターノの家は、彼らの家から百歩しか離れていないところにあった。ペッピーノの父親は頭のいい息子を誇りに思っており、いつかはターノのようになってほしいと願っていたが、ペッピーノが青年となった1960年代、各地で同世代の若者たちが伝統的価値観を拒絶し騒動を起こした。ペッピーノは仲間たちとマフィアを糾弾する新聞を発行し、ラジオ局を開設した。父親は息子を力ずくで黙らせようとしたが、ペッピーノは反発し家を出る。しかし母親と弟は、ひそかにペッピーノを支えた。マフィアとの緊張は日に日に高まり、ある日父親は何者かによって殺される。ペッピーノは議員に立候補することを決心する。しかし最後の選挙集会の直前、ペッピーノは死体で発見され、警察は自殺と判断。ターノが殺人事件の主犯として起訴されたのは、それから20年も後のことであった。

ジュゼッペ(=ペッピーノ)・インパスタートは実在の人物で、1948年に生まれ、1978年に暗殺されているそうです。彼の死後、友人たちはジュゼッペ・インパスタート=シチリア資料研究所を設立し、反マフィア運動を受け継いぎ、1996年にようやくターノ・バダルメンティがペッピーノ暗殺の犯人として起訴されたそうです。

社会派ドラマって実は結構好きなんですけど、イタリア映画祭傑作選の3本の中では実は一番のお気に入り作品となりました。

この監督の作品は、以前お友達から教えて頂いた『夜ごとの夢/イタリア幻想譚』の中でお気に入りだった第3話『炎の雪』の監督でした。
2000年ヴェネチア映画祭の脚本賞受賞、アカデミー賞イタリア代表他数々受賞し、イタリアでは大ヒット作となった作品だそうです。

マフィアのファミリーのドンのお気に入りの甥っ子ペッピーノが、ドンの死は共産主義者の暗殺かと思い、共産主義者の画家を尋ねて聞くのです。が、ファミリー内でのドンの地位を争った内部抗争であると聞かされるのです。
親からは頭のいい息子と誇りにされ、ドンである叔父は後継者のごとく可愛がってくれていた少年時代に、叔父の死は彼の考え方を一気に変えてしまったのです。
青年になったペッピーノは、若さゆえの潔癖さで、父も含め親戚全部を敵に回すかのようにマフィア撲滅運動を含めた共産主義の活動を次第にエスカレートさせてゆき、マフィア糾弾の新聞を発行し、地元ラジオ局を開設し、独自の意見を展開していくのです。
若さゆえの暴走と思っていた父も、ここまで行くと自分の力だけではどうしようもなくなっていき、やがてその父も暗殺。
葬式の夜に弟から、ペッピーノの活動は自らの正義感でやっているのだろうけど、その家族の気持ちは考えたことがあるのか?と言われ、ペッピーノは独自の活動ではなく、議員になりマフィアを監視するという方向性を見つけ、立候補を決意します。
正義感に溢れてこぶしを振り上げ、シュプレヒコールを上げるというイメージを持っているとしたら少し違います。
勿論先頭に立って演説するし、ラジオでは過激な発言を繰り返しますが、ペッピーノの行動は、誰も出来なかった勇気のある行動であったし、それが出来るのは家族がマフィアであるペッピーノしかいなかったのかもしれません。

主演のルイジ・ロ・カーショは筋骨隆々の英雄タイプではありません。どちらかというと優男。
彼の人懐っこい笑顔が沢山の仲間を作ったのでしょう。そういった意味でロ・カーショの功績も素晴らしいです。

そのロ・カーショはシチリア出身だそうですが、ペッピーノの事は知らなかったそうです。多くのイタリア人も知らない人物だとか・・・。
『ペッピーノの百歩』というタイトルは、彼の家から新しいボス、ターノの家までの距離の事。
その町では誰もが百歩ほどの距離に善と悪を抱えていたのです。
環境からその道を進むことはたやすいはずだったペッピーノの短い人生が残したものは大きな1歩であったと思います。
仲間のサルヴォ役のクラウディオ・ジョエがラストにラジオで演説するのですが、この時点で涙・涙・・・(^^ゞ
このジョエさんは、ロ・カーショと共に気になる役者さんとなりました(^^ゞ
時代背景から音楽がまたいい!! 追跡されて拉致されるシーンでのジャニス・ジョップリンの歌声は、何と物悲しいのでしょう・・・。

監督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
出演:ルイジ・ロ・カーショ/ルイジ・マリア・ブッルアーノ他

Comment

やっと見れました!! 

ゆ~こ♪さん、こんにちは。
9月も今日で最期、ようやく雨が降って今日は秋らしい1日ですね。

ようやく・といえば、1年かかってやっとこの作品見ることができました。
お店のリクエストに出してもだめだったのに・・ネットレンタルで簡単に借りれたの~~。もっと早く始めれば良かった(笑)

いやぁ・・しかし、社会派ドラマでしたね。
ルイジの糾弾ぶりにハラハラ・・そしてあの最後、衝撃でした。
最期の友人のあのラジオ演説には涙が出ましたね。
歩みよれば簡単だったはずなのに・・逆の一歩がどれほど茨の道だったことか。
ルイジはこの作品がデビューだったのですね。若く、躍動的な彼が見れました。

この作品をはじめとしてネットレンタルで「風の痛み」「苺とチョコレート」を借りたのですが、こちらにはどの作品の感想もあって・・感動!!
ゆ~こ♪さん、すごーーいい。
そうそう、私は「風の痛み」が最期の鑑賞だったので、結構評価が上がりました(笑)
  • posted by 瞳 
  • URL 
  • 2009.09/30 15:17分 
  • [Edit]
  • [Res]

おめでとうございますw 

瞳さん、(*゚▽゚)/Bonjour♪
映画からすっかり離れてしまい、ご無沙汰ばかりで申し訳ございませんm(__)m

ネットレンタル開始、おめでとうございます(笑)
借りっ放しで会費ばかり払っているのですが、私もちょくちょく利用しています。
「風の痛み」も「苺とチョコレート」も好きな作品ですが、「ペッピーノの百歩」はかなり重たい作品でしたよね。
イタリアの抱える問題ってもっともっと深いのでしょうけど、一端を見たように感じました。

瞳さんの感想、読みに伺いますねー。
私の事、忘れないでいて下さってありがとうございました(笑)

  • posted by ゆ~こ♪ 
  • URL 
  • 2009.10/02 14:14分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

ブログ内検索

おみくじ~♪

カウンター

最近の記事+コメント

管理人ゆ~こ♪

ゆ~こ♪

Author:ゆ~こ♪
映画の感想はかなりネタバレしていることがありますのでご注意!

時々我が家の3ニャン達のドリフのコントのようなズッコケ話もご紹介致します。

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

右サイドメニュー

マウスを置いてみて♪

ブロとも一覧


■ ブログ名:にゃんこ日和

預りっ子クラブ

ブロとも申請フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最近の記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。