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いつか、きっと

いつか、きっと


いつか、きっと / イザベル・ユペール

ストーリー
南フランスのニースで娼婦をしている中年のシルヴィアは、人生をほぼ諦めたかのごとく惰性的に生きている。そんな自堕落な姿を恥じ14歳の娘ロランスを遠ざけるが、娘は母の愛に飢えていた。
ある夜、こっそりシルヴィアのアパートに忍び込んだロランスは、帰宅したシルヴィアと娼婦の元締めらしき男たちとの喧嘩に遭遇、思わず出て行ったロランスは誤って男の1人を刃物で刺してしまう。とっさにシルヴィアはロランスの手を取り、当てのない旅を始めるのですが・・・


ユペールの新作ということで公開当時気になっていた作品です。
とにかく本当に美しい映像。南フランスの風景と鮮やかな花の色が今も鮮明に瞼に焼き付いています。
そして、やはりユペールの演技でしょう。
娼婦もある程度の年齢を超えればやはりキツイのでしょうねぇ。。。
精一杯の若作りをし、街に立つシルヴィア。そのささくれ立った様子も変に構えたところがなく、極自然なのです。
娼婦の元締めらしい男2人がシルヴィアの部屋に入ってきて、金を掠め取ったと言われ、やがて暴行されるのですが、母恋しさからこっそり忍び込んでいた娘ロランスは、誤って1人を刺してしまうのです。
とっさに娘の手を取り、逃げ出すシルヴィア。
施設に預け、里親を転々としながら暮らしてきたロランスと、たまにしか逢わない、逢っても遠ざけようとしていたシルヴィアがうまく旅を出来るわけもなく、やがて喧嘩別れしてしまう2人だったのですが、訳ありの中年男性と出逢い、シルヴィアが少女時代に過ごした街や、元夫と愛息子と逢う事により、シルヴィアの心にどんどん変化が起こってくるのです。
その繊細な変化はやはりユペールだから演じ切れたと思えます。
ただ、前の『ピアニスト』や『8人の女たち』のようなユペールを期待しているのなら肩透かしを受けたような気になるかもしれません。
自堕落な人生を送っていた女性の自分探しのロードムービーで、過去を恥じたりしながら涙を流す・・・ある意味ユペールらしくないとさえ思えるのですが、それを繊細に演じられる女優が他にいるか?と考えると、やっぱりユペールでなければ!って思いました。
これは抑えた演技ながらやはりユペールのための映画なのです。だから、娘の刺した男がどうなったか、あの中年男性は何をして、何故逃げているのか、お尋ね者がいるはずなのに何故税関(?)をいつもすんなり通れるのか、シルヴィアの記憶喪失って?などと、細かいことは気にしないほうがいいと思います(笑)
ただ、元夫の元を逃げ出したのは、不幸な人生を歩んできた女性が、初めてごく普通の幸せを掴んだとき、その状況に不安を感じてしまったのだろうなぁとは思いました。
その辺もユペールの表情が素晴らしかったです。
細かなユペールの表情と、そして映像詩。
話はどちらかと言うと暗い、辛い話なはずなのに、あまりにも美しい映像のため重さを感じさせません。

監督:オリヴィエ・ダアン
出演:イザベル・ユペール/パスカル・グレゴリー他

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