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海を飛ぶ夢

海を飛ぶ夢 海を飛ぶ夢
ハビエル・バルデム (2006/07/19)
ポニーキャニオン

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ストーリー
スペイン、ラ・コルーニャの海で育ったラモン・サンペドロは、25歳のときに岩場から引き潮の海に飛び込み海底で頭部を強打したことにより首から下が完全に麻痺してしまう。以降26年間、家族に支えられベッドの上で過ごしていたラモンは、生きる義務を放棄し死ぬ権利を得ようと決断し、尊厳死を支援する団体に連絡を取るのですが・・・。

首より下の麻痺、つまり顔の機能と健康な頭脳以外の機能が完全に麻痺してしまった実在の人物ラモン・サンペドロという詩人の手記を基にした作品です。
アメナーバル監督の新作ということでも期待していたし、主演のハビエル・バルデムは『夜になる前に』でも評価の高い名優です。
ハビエル・バルデムは、アメナーバル監督と同じスペインを代表するアルモドバル監督の『ライブ・フレッシュ』でも車椅子での演技を好演していたのですが、表情だけの演技で数々の映画賞の主演男優賞を受賞した本作が代表作と言えるのではないでしょうか?

テーマが尊厳死ということで重苦しい雰囲気の作品だと思われる方も多いでしょうが、私はこの作品は愛の作品だと思います。
母親亡き後、身の回りの世話全てを母親のような愛情で行っていた兄嫁のマヌエラ。
ラモンの尊厳死については決して賛成はしていない。けど、どちらが正しいかなんて判断は出来ない。ラモンの言うことを一番理解している人物なのかもしれません。
彼女が神父に言い放った言葉は、静かな涙が流れる中思わずプッと吹き出してしまいました。
実兄ホセは、海の仕事を捨て弟ラモンのために生きてきたと言ってもいいのではないでしょうか。
大事に守ってきた弟が自ら死を選ぶという。家長としてそんなことは許すわけにはいかない。
老父は、若くに寝たきりになってしまった息子が今度は自分より先に自ら命を絶つ事を希望している事実に、ただただ寡黙に耐えている。
甥ハビは、口笛一つで犬のように呼ばれ、何で俺が・・・などと感じることも少なくなかったでしょう。
唯一、普通に叔父さんとして接する誰よりもラモンを愛していた人物だと思います。
ラモンにとって辛い26年間は、家族にとっても辛い26年間だったはず。
なのにこの家族、笑いの絶えない本当に素敵な家族なんです。
それは時には一家のお荷物にもなりかねないラモンが知的で魅力的な思いやり深い人物だったから。
ラモンは素晴らしいユーモアのセンスを持ち、いつもニコニコと微笑んでいるのです。
尊厳死支援団体の女性弁護士フリアが、何故いつも笑っているの?と質問をしたときに、誰かの助けを借りないと何も出来ないから・・・と。
確かに世話をする側から考えれば、仏頂面をしたり泣いたり怒ったりした人の世話をするよりはいいに決まっているでしょうけど、そんな考え方が出来るようになるにはやはり長い年月が必要だったのではないでしょうか?

私には何の結論も出せないし、手放しに素晴らしい作品でした~と言うのにも抵抗を感じます。
けど、多くの人に観て貰いたい作品だと思います。
それは実在したラモンの願いでもあったでしょうから。
映像の素晴らしい作品なので、出来れば劇場で観られることをお薦めしたいと思います。

監督:アレハンドロ・アメナバール
出演:ハビエル・バルデム/ベレン・ルエダ他

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